Web制作コラム

WordPressにInstagramを埋め込むプラグイン比較|連携方法・無料範囲・日本語対応

比較・選び方

WordPress に Instagram の投稿を表示する方法を、プラグイン4つと Instagram の埋め込み機能で比べました。連携のしかた、使えるアカウント、無料でできる範囲、日本語の対応状況を、各公式情報をもとに整理しています(2026年10月時点)。

WordPress のサイトに Instagram の投稿を並べたい、という相談はよくあります。方法は大きく2つです。プラグインでアカウントの投稿を自動で並べるか、Instagram が用意している埋め込み機能で投稿を1件ずつ貼るかです。

この記事では、よく使われているプラグイン3つと、当社のプラグイン、Instagram の埋め込み機能を比べます。内容は2026年10月時点の、WordPress.org の掲載情報と各社の公式ドキュメントにもとづきます。

比較の対象に、当サイト(ワプラボ)を運営する ibis studio株式会社 が開発した「gripspace Social Feed」を含めています。自社製品を含む比較であることを先にお断りしておきます。他のプラグインの開発元と当社に取引関係はありません。

先に知っておきたい Instagram 側の変更

Meta は、個人アカウントを外部のアプリにつなぐための「Instagram Basic Display API」の提供を、2024年12月4日で終了しました。それ以降、この API へのリクエストはすべて失敗します。

代わりに案内されているのが「Instagram API with Instagram Login」です。こちらは Instagram のプロアカウント(ビジネスとクリエイター)向けで、Facebook ページとのリンクは必要ありません。

この変更により、いま WordPress に投稿を自動で並べるプラグインを使うには、ほぼ例外なく Instagram のプロアカウントが必要です。プロアカウントへの切り替えは Instagram アプリの設定から行えます。

比較したもの

  • Smash Balloon Social Photo Feed(開発元: Smash Balloon)
  • Spotlight Social Feeds(開発元: RebelCode)
  • Social Feed Gallery(開発元: QuadLayers)
  • gripspace Social Feed(開発元: ibis studio株式会社。当社)
  • Instagram の埋め込み機能(プラグインなし)

WordPress.org に掲載されている Instagram 表示用のプラグインのうち、有効インストール数が多く、2026年10月時点で更新が続いているものを選びました。

比較表

項目Smash BalloonSpotlightSocial Feed Gallerygripspace Social Feed
Meta のアプリ作成不要(開発者アカウント不要と記載)不要(Instagram 経由の Basic 接続あり)不要(アプリ作成不要と記載)不要
使えるアカウントプロアカウント(ビジネス/クリエイター)クリエイター/ビジネス。個人は非対応公式 FAQ に個人とプロの記載あり(下記参照)プロアカウント(ビジネス/クリエイター)
Facebook ページBusiness Basic は不要、Business Advanced は必要Basic は不要、Advanced は必要ビジネス接続は Facebook 経由と記載(ドキュメントが古い可能性あり)不要
無料版のレイアウトグリッド(カルーセル等は Pro)無料テンプレートあり(すべてのレイアウトは有料プラン)ギャラリー・カルーセルグリッド・スライダー
無料版のライトボックスPro の機能あり(動画も再生)ありあり(動画も再生)
複数アカウント可(1つのフィードに混在も可)無制限(混在も可)無料版は1アカウント可(1ウィジェット1アカウント)
ハッシュタグの投稿ProPROプロアカウントで可なし
設置方法ブロック・ウィジェット・ショートコードブロック・ショートコード・ウィジェットブロック・ショートコード・Elementorショートコード
日本語の翻訳率(安定版)88%84%32%100%
有効インストール数100万以上6万以上8万以上10未満

※ 横にスクロールできます

翻訳率と有効インストール数は、2026年10月時点の WordPress.org(translate.wordpress.org とプラグインページ)の表示です。翻訳率は WordPress.org で翻訳されている文字列の割合で、管理画面のすべての表記がこの仕組みで翻訳されるとは限りません。料金と機能は変わることがあるため、導入前に各公式サイトでご確認ください。掲載順は優劣を示すものではありません。

各プラグインの特徴

Smash Balloon Social Photo Feed

有効インストール数が100万を超える、最も利用者の多い Instagram 表示プラグインです。無料版でも複数アカウントの接続、ヘッダー、フォローボタン、「もっと見る」ボタン、ブロックとウィジェットでの設置に対応しています。WordPress 本体から外れた Instagram の個別投稿の埋め込み(oEmbed)を、プラグイン側で動かす機能もあります。

ライトボックスでの拡大表示、キャプションやいいね数の表示、カルーセルや Masonry のレイアウト、ハッシュタグの表示、投稿の絞り込みは有料の Pro 版の機能です。接続方法は、Facebook ページが不要な Business Basic と、ハッシュタグ表示などに使う Business Advanced(Facebook ページが必要)の2種類が案内されています。

項目内容
向いている場面利用者の多さや情報量を重視したい。将来ハッシュタグ表示などに広げたい
注意点拡大表示やカルーセルを使いたい場合は Pro 版が前提になる

※ 横にスクロールできます

Spotlight Social Feeds

無料版で、アカウントとフィードを無制限に作れ、複数アカウントの投稿を1つのフィードにまとめられます。ポップアップ(ライトボックス)での写真の拡大と動画の再生も無料版に含まれています。ブロック、ショートコード、ウィジェットのどれでも設置できます。

接続は、Instagram 経由の Basic と、Facebook 経由の Advanced の2種類です。どちらもクリエイターかビジネスのアカウントが対象で、個人アカウントは対応外と明記されています。すべてのテンプレートとレイアウト、ハッシュタグの表示、キャプションのキーワードによる絞り込みは有料プランの機能です。

項目内容
向いている場面無料のまま、拡大表示や複数アカウントの混在を使いたい
注意点絞り込みや一部のレイアウトは有料プラン。日本語の翻訳率は84%

※ 横にスクロールできます

Social Feed Gallery(QuadLayers)

無料版でギャラリーとカルーセルの2つのレイアウトが使え、ブロックエディター用のブロックと Elementor 用のブロックが付いています。ライトボックス、いいね数とコメント数の表示、リールを非表示にする設定もあります。Masonry と Highlight のレイアウト、複数アカウントの接続は Premium 版の機能です。

公式 FAQ には、個人アカウントでは基本的な投稿とプロフィールを表示できる、という記載が残っています。一方で、Meta は個人アカウント向けの API を2024年12月に終了しています。個人アカウントで使えるかどうかは、導入前に開発元の最新の情報で確認することをおすすめします。

項目内容
向いている場面Elementor で組んだサイト。無料でカルーセルを使いたい
注意点無料版は1アカウントまで。日本語の翻訳率は32%で、管理画面は英語の部分が多い

※ 横にスクロールできます

gripspace Social Feed(当社)

当社が開発しているプラグインです。審査済みの Meta アプリを当社の grip space が持ち、サインインの受け渡しだけを仲介します。利用者は Meta の開発者登録もアプリの作成も不要で、grip space のアカウントもいりません。アクセストークンはサイトの中に保存され、投稿はサイトから Instagram へ直接読みに行きます。

グリッドとスライダー、ライトボックス、アカウントヘッダーとフォローボタン、リールの除外、日数やキャプションのキーワードでの絞り込みまで、すべて無料で使えます。有料版はありません。管理画面は日本語の翻訳が100%そろっています。

一方で、ハッシュタグの投稿の表示、複数アカウントの混在、「もっと見る」での追加読み込み、専用ブロックや Elementor 用のウィジェットはありません。1つのウィジェットで出せる投稿は50件までです。公開から間もないため、導入実績はまだ少なく、ほかのプラグインのような事例や情報の蓄積もありません。

項目内容
向いている場面自分のアカウントの投稿を、無料で、日本語の画面で設定したい。絞り込みも使いたい
注意点ハッシュタグ表示や複数アカウントの混在はできない。設置はショートコードのみ

※ 横にスクロールできます

Instagram の埋め込み機能(プラグインなし)

プラグインを入れずに、Instagram が用意している埋め込みのコードを投稿ごとに貼る方法です。アカウントの連携もプロアカウントへの切り替えもいらず、決まった数件の投稿を見せたいだけなら、これで足ります。

ただし、新しく投稿しても自動では増えません。見せたい投稿が変わるたびに貼り替える必要があります。また Meta の資料では、非公開や休眠中、年齢制限のあるアカウントの投稿、埋め込みを無効にしたアカウントの投稿、ストーリーズは埋め込みに対応していないとされています。

項目内容
向いている場面特定の数件だけを見せたい。プラグインを増やしたくない
注意点自動で更新されない。投稿1件ずつの表示で、一覧の見た目は調整できない

※ 横にスクロールできます

選び方

まず決めるのは、表示したいのが「自分のアカウントの投稿」なのか、「ハッシュタグなど他人の投稿も含むもの」なのかです。後者なら、有料版のあるプラグイン(Smash Balloon の Pro 版、Spotlight の PRO プランなど)が前提になります。

  1. 決まった数件だけで十分 … Instagram の埋め込み機能。プラグインはいらない
  2. 自分のアカウントの最新の投稿を、無料で並べたい … どのプラグインでも可能。拡大表示も無料で使いたいなら Spotlight か gripspace Social Feed、カルーセルなら Social Feed Gallery
  3. 複数アカウントの投稿を1か所にまとめたい … Smash Balloon か Spotlight
  4. ハッシュタグの投稿を表示したい … Smash Balloon の Pro 版や Spotlight の PRO など、有料版を検討する
  5. 管理画面を日本語で使いたい、絞り込みを無料で使いたい … gripspace Social Feed
  6. Elementor でページを組んでいる … Elementor 用のブロックがある Social Feed Gallery や、Elementor 連携を案内している Spotlight(有料プラン)

どのプラグインでも、表示する件数は少なめがおすすめです。画像の数が増えるほど、ページの読み込みは重くなります。更新の頻度が低いアカウントで件数を多くすると、古い投稿ばかりが並んで見えることもあります。

Instagram の仕様は Meta の判断で変わります。どのプラグインでも、Meta 側の変更があると再連携や更新が必要になることがあります。導入後もプラグインの更新は止めずに続けてください。

まとめ

2024年12月の Basic Display API の終了で、Instagram の投稿を自動で並べるにはプロアカウントがほぼ必須になりました。そのうえで、利用者の多さや機能の広さなら Smash Balloon、無料版の広さなら Spotlight、Elementor との相性なら Social Feed Gallery が候補になります。

自分のアカウントの投稿を、日本語の画面で、無料のまま絞り込みまで設定したい場合は、当社の gripspace Social Feed も選択肢に入れてみてください。ハッシュタグの表示や複数アカウントの混在が必要なら、ほかのプラグインのほうが合っています。

Instagram および Meta は Meta Platforms, Inc. の商標です。この記事で取り上げたプラグインは、いずれも各開発元の製品です。gripspace Social Feed は Meta Platforms, Inc. とは提携しておらず、承認や後援も受けていません。

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