Web制作コラム

プラグイン更新でサイトが壊れたとき|戻し方と再発防止

トラブル対処

更新ボタンを押した直後に壊れたなら、戻すのは難しくありません。元に戻す3つの方法と、次から同じことが起きない進め方をまとめます。

更新した直後に壊れたのであれば、原因はその更新です。他を疑う前に、まず元のバージョンに戻して表示を回復させ、それから対応を考えます。

戻し方は3つある

1. バックアップから戻す

更新前のバックアップがあれば一番確実です。サーバーの自動バックアップでもかまいません。ただしファイルだけのバックアップでは戻らないことがあるので、データベースも含まれているか確認してください。

2. 前のバージョンに入れ替える

公式に登録されているプラグインは、過去のバージョンを落とせます。プラグインのページの詳細表示から、以前のバージョンを選んでダウンロードし、いまのものを削除してから入れ直します。

3. いったん止める

そのプラグインが無くても当面困らないなら、止めるだけで表示は戻ります。管理画面に入れない場合は、FTPでそのプラグインのフォルダ名を変えれば停止と同じ状態になります。

プラグインを削除すると、設定やデータまで消えるものがあります。止めるだけで済むなら、まず止めて様子を見てください。

どのプラグインが原因か分からないとき

複数をまとめて更新していた場合は、全部止めてから1つずつ有効に戻します。戻した瞬間に症状が出たものが原因です。面倒ですが、これが確実です。

FTPが使えるならフォルダ名で切り分ける

管理画面に入れない場合でも、FTPやサーバーのファイルマネージャーが使えるなら切り分けられます。プラグインは wp-content/plugins の中にフォルダごとに置かれていて、WordPress はそのフォルダを見つけられなくなると、そのプラグインを停止した状態として扱います。つまりフォルダ名を変えるだけで、管理画面を使わずに停止できます。

  1. wp-content/plugins フォルダ自体の名前を plugins_off などに変える(全プラグインが停止した状態になります)
  2. サイトが表示されるか確認する(表示されれば、原因はプラグインの中にあります)
  3. フォルダ名を plugins に戻す(この時点では全プラグインが停止したままです)
  4. 疑わしいプラグインのフォルダ名を1つだけ変えて、表示を確認する
  5. 表示が戻ったら、そのフォルダのプラグインが原因です

更新したプラグインが分かっているなら、4番から始めれば1回で終わります。心当たりが無い場合は、1つずつフォルダ名を変えて確認していきます。

フォルダ名を変えても、プラグインの設定やデータは残ります。名前を戻せば元の状態に戻るので、削除より安全な切り分け方です。ただしフォルダ名を変えて停止したプラグインは、管理画面の一覧では停止済みとして扱われるため、戻したあとに有効化が必要なものがあります。

よくある組み合わせ

  • プラグインが新しいPHPを前提にしたが、サーバーのPHPが古い
  • 逆に、PHPを上げたせいで古いプラグインが動かなくなった
  • テーマがプラグインの古い書き方に合わせて作られていた
  • キャッシュプラグインが古い状態を保持していて、直したのに戻らない

最後のものは、直したのに変わらないという形で出ます。更新後はキャッシュを削除してから確認してください。

次から壊さない進め方

  1. 更新の前にバックアップを取る(取ってから押す、を習慣にします)
  2. テスト用の環境で先に試す
  3. 本体とプラグインを一度にまとめて更新しない
  4. 自動更新は、セキュリティ修正だけに限る
  5. 使っていないプラグインは削除する(数が少なければ事故も減ります)

テスト環境は、サーバーのステージング機能があればすぐ作れます。無い場合も、サブドメインに複製を置く方法があります。

更新できない状態を放置しない

壊れるのが怖くて更新を止めているサイトは、脆弱性が残り続けます。改ざんの原因で一番多いのが、古いプラグインです。

更新で壊れる背景には、テーマを直接書き換えている、プラグインを入れすぎている、といった作りの問題があることが多いです。当社では、更新しても壊れない形への作り直しと、復旧作業の両方をお引き受けしています。

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